大物発掘俳優(第2章 遊んでから考えよう)

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「ねえ、父さん?」 「ん?」 「この間、運動神経の悪い芸能人の人を見てて思ったんだけど、あれ、本当に出来ないのかな?」 確かにあれはやらせなんじゃないかという声も聞くが中には本当にいるものだ。逆にいないという頭の柔軟さを変化をさせたほうがいいのかもしれない。 「まあ、そうだろ?まあ、やっているか、やっていないかの違いも要因の一つかもしれないな。」 「やってない?」 「ああ、真徒は外で遊んだりとか、スポーツをしているだろ?」 「うん。」 「ああいった運動神経の悪い芸能人は多分あまり運動とか外で遊ぶことをしなかったんだと思うんだ。」 「外で遊ぶのも楽しいのに?」 「まあ、中には家で遊ぶのが好きな奴もいるさ。でも、たまには外でも遊ぶのも大事だ。スポーツ選手が日々の練習を欠かさないのもそういうことだ。やらないと体もなまるから、なるべくは続けて練習をしているんだ。まあ、でも努力も大事だな。現に出演している芸人の何人かは少しずづ進歩しているからな。体も鍛えないと老化が進むしな。歳をとっても体は柔らかくしようと努力すれば出来るものかもしれないからな。元気よく年を重ねればいいってことさ。」 「ふ~ん。」 「じゃ、真徒は父さんが六十歳くらいになった時に、若いもんには負けないぞっていう爺さんがいいか、よぼよぼした爺さんとどっちがいいんだ。」 「それは元気なほうがいいよ。」 「だろ?そっちの方がかっこいいだろ?」 「うん。」 運動神経の悪さから何で上手な年の重ね方になってしまったんだと好奇は思った。
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