獣医師法第22条

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獣医師法第22条

 世の中には色々な法律がありますがタイトルもその一つで、獣医師は2年に1度、現在何の仕事をしているのかを農林水産省に提出しなければいけません。  それが獣医師法第22条です。  それで、その期限が1月31日までなんですが、私、すっかり忘れていて今気がつきました。  現在1月30日23時38分です。  明日頑張って出そうかなと思いますが、きっと間に合わないかな。  計画性ないなぁ私。  ちなみに気になって罰則を見てみたら、業務停止命令が下ることもあるとか…。  それは本気で困るので、郵便屋さんに期待したいと思います。  でも、学生の頃授業でこの法律を習った時、みんな忘れて出してない人も多くて、書類の上だと100歳を超える獣医さんが沢山いるって言ってたし、きっと大丈夫…だといいな。  スペースが余ったので動物病院あるあるでも書こうかなと思ったんですが、あまり需要がなさそうですので、私が昔友達と妄想した動物病院恋愛でも書こうと思います。  もしこれを読んでくださった方で、動物病院ものの恋愛小説を書いていたら参考にしてください。  無断で使っていただいて大丈夫です。 <告白方法> ・君と俺の心の死腔を縫合させてくれ! 解説)  死腔とは皮膚縫合の際、下手な人が縫うとできる術創が密着していない部分です。  これがあると傷口が癒合不全を起こしたりしてしまうので、ぴったりと縫わなければなりません。 <恋人とよりを戻したい時> ・断裂した2人の心の靭帯をTPLOで治そう! 解説)  わんちゃんには前十字靭帯断裂という膝の病気が結構多く発生します。 その外科治療として、TPLO(Tibial Plateau Leveling Osteotomy:脛骨高平部水平化骨切り術)という術式があるのです。  しかしここで言うTPLOとはTPLO(Tokimekuほど Primeで Loveloveな夜の Ojikan)の略です。 <職場恋愛している獣医さんと動物看護師さんの秘密のやりとり> ・瞬膜を5回出したら愛してるのサイン 解説)  犬や猫には瞬膜(第3眼瞼)と呼ばれる構造が眼の内側にあります。たまに目が白いと来院される患者さんがいらっしゃいますが、目を瞑っているときや、眠い時などに瞬膜が出ますので、大体は異常ありません。  異常な状態であるチェリーアイと呼ばれる第3眼瞼脱出は、この瞬膜が出たまま戻らなくなる病気です。  眼の内側に赤く腫れた瞬膜がチェリーみたいに見えることから名前がついています。  さて、私たちは診察時には必ず瞬膜をチェックします。  目を外側から軽く押さえると瞬膜が出てきますが、それ自体は動物に特に痛みなどはありません。  なので、看護師さんが動物を抑えている時に、獣医さんが瞬膜を5回チェックしたら愛してるのサインというお話。  もしみなさんが動物病院に行かれてやたら瞬膜チェックしてるなと思ったらその看護師さんと獣医さんは秘密の恋愛をしてるかも知れません。  こんな下らないことを書いていないで22条の届け出用紙を書けという話ですね。  でもいいんです。  ここ数日頑張ったもん。  あ、そう言えばこの間受けた試験は1問ミスで無事に合格でした。  しかもその1問は入力し忘れ。  完全に分かってた問題なのに。  時間があれば見直しできたのに残念。  これからはちゃんと計画性を持って色々とお仕事をこなしていきたいと思います。  人生に全く役に立たないにっき、今日もお付き合いいただきましてありがとうございます。 2021年1月30日夜遅く  
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