331人が本棚に入れています
本棚に追加
/408ページ
智樹と雅樹
川上 智樹。
高校2年の17歳。
そして俺の愛する人。
川上 雅樹。
2人とも高校2年の17歳。
同じ苗字に、同じ歳。
そう、俺たちは双子だ。
二卵性だから、容姿、背丈は違っていて、双子の弟の俺は美少女ばりの可愛い系。
髪は程よくパーマの当たったような癖毛で、色合いは母方の曾祖父母譲りのアッシュグレー、いわゆるグレー系の髪色。
肌も白く、背丈は162センチと低い方かな?
勉強はそれなにりできるが、筋肉がつかない体質のせいか運動がまったくできない。
でもいいんだ。
俺には雅樹がいるから。
双子の兄、雅樹は俺とは対照的で、父方譲りの凛々しい顔立ちでイケメンだ。
髪は黒髪、直毛、硬いときた。
肌の色は健康的な肌色。
背丈は178センチで、まだ伸びてるかもしれない。
勉強はまーまーだが、しなやかな筋肉が全身に付き、運動はなんでもすぐできる。
本当に俺たちは正反対だ。
ただ一つ同じところは、2人とも『オメガ』。
雅樹は見た目アルファだが、検査結果はオメガで家族中全員驚いた。
だって我が家はアルファ一家。
俺たち以外、父さんも母さんも10才上の兄さんも、爺ちゃん、婆ちゃんまでアルファだ。
そんな一家からオメガが生まれて、可哀想に母さんは父さんに俺たちの事を『本当に俺の子供か?』と、遺伝子検査までさせられていた。
俺たちの容姿はこんなに両親に、祖父母に似ているのに…。
父さんはどうかしている。
ま、そんなどうかしている血を受け継いだか?
俺たちも…、いや、俺はどうかしている。
だって兄弟でセッ○スしてる。
俺は長男、次男、両方と。
最初のコメントを投稿しよう!