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今俺はお腹を見せる形で地面を背に預けて仰向けになりながら大の字で寝そべっていた
「(ひでぇ……逃げられると見せかけてこれか)」
文字通り上げて(物理的に)落とされたぜ。こいつはしてやられた。俺の心を弄ぶとは、あのアルビノ2号はとんだ策士だったらしい
くそっ!多分こういうことだ。一目見て俺の隠し切れないプライドの高さと知性を見抜いたアルビノ2号は懐柔する為に一つ策を弄した。それが世で名高い『空城の計』だ。これを仕掛けてきたに違いない。
そして俺が賢すぎるが故に引っかかってしまった!!つまりこれは孔明の罠だったんだよ!!!(現在錯乱中)
おのれっ……孔明!と叫ぶ前にガチャリとドアの手が動くと扉がギギッ……と古めかしい悲鳴をあげながら開かれた。絶対したり顔だわ
「なにか凄い音しましたけど、大丈夫ですか?」
アルビノ2号が心配そうに部屋に入るなり、声をかけてきた。だが先程と様子が違う。そこには予想通りに白い少女が立っていた‥‥‥そして口元をべっとりとソースで汚していた
「(こいつよりにもよって飯食べてやがったのか!この匂いはステーキ。しかも絶対良い肉だ!A6ランクくらいの奴だな。俺の鼻は誤魔化せんぞ)」
所で龍の主食ってなんだろうか?空飛んでる神秘な生き物だから、全く分からんが、霞とか雲とかだった日には間違いなくこの世界滅ぼしちゃうけど、別に良いよね。答えは聞いてない
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