神はいないが幼女はいた 👀

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人肌恋しくなったのか淡雪ちゃんが可愛らしい子犬の様にじゃれてくるが、お、俺の頭はそれどころじゃないのだぜ え、死んでるの?ギリギリでいつも生きてるとかじゃなくて、まじで死んでるの? いやいや、困るんだが!?俺(の告白)を待ってる人がいるんだよ!! 「じ、じゃあ、俺は、、、これからどうなるんだ?」 「天国とか。それとも地獄に逝ったりするのか?」 若しくは、黒い球が置かれた部屋に呼ばれてスーツ着て異星人と戦ったりするのか? はたまた、神様に復讐する事を目的とした戦線とか、麻婆が好きな天使とかがいる死後の世界にいく事になるのか? そんな馬鹿な事を考えている俺を他所に淡雪ちゃんは難しそうな顔を作っている 「なんて言えば良いのかな。×××はね 特別なの」 「資格を持っている。だからね。次に行く場所を選ぶ必要があるの」 「選ぶってなにをだ?」 要点に欠ける言葉だ。だが、これは重要な事なんだろう。淡雪ちゃんは笑顔のまま告げる 「世界」 そして、俺は世界を引き継げる 。世界とはなんぞや。一は全。全は一。私は世界。世界は私。そうですか、ここが真理なのですね。ちょっと人体錬成して復活してくる 「世界を選ぶとは‥‥なんともまあ、けったいな話だな」 「うん。ごめんね」 淡雪ちゃんがポツリと謝罪を零す 「で、どうする×××」 問いかけに真面目に応じる為に淡雪ちゃんを一度退かす。ふう‥‥今まさに賢者の境地 「俺はどんな世界を選べるんだ?」 まずはどんな世界があるのか下見をしないといけないからな。淡雪ちゃんは小さくふんと声を漏らすと手から幾つかの丸い光が現れる。何かを映し出しているようだ 「1番目の世界は×××が前いた、人により神秘が消滅した世界だね。ただこっちを選んだ場合は肉体が既に死んでるから輪廻転生の輪の中に戻るだけだよ」 「私としてはこの2番目の世界。アルタートゥームと呼ばれている世界に行ってほしいかな。剣と魔法がある古の世界、って言えば伝わる?」 気のせいかもしれないが、どことなく彼女の表情にどこか影が落ちた感じがした。俺でなきゃ見逃しちゃうね 「‥‥淡雪ちゃんは神様とかって認識でいいのかな?」 その言葉に露骨にビックリしたのか、淡雪ちゃんは顔を何度も横に振る 「それは違うよ。それに神様なんていないんじゃないかな」 「いるのは……」 「……?」 「私のことはいいでしょ!」
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