雪道
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しんしんと雪が降り積もる夜道。 物音に気づいて立ち止まる。 サクっ サクっ サク 雪を踏む足音のようだ。 行く手の闇の中から、街灯が照らす明かりの縁に、現れた足跡。 真っ白な雪が姿の見えない何かに踏まれて、ひとつ、ふたつ、と小さな陥没を繰り返す。 そいつは徐々に近寄って来て、わたしの前で止まった。
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