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「マズいって?」
「だって、無断欠勤じゃない。査定に響いてボーナスが減ったらどーすんのよっ」
まだゲジゲジのままになっているのはマズく無いの?
「うーん…」
魔法熟女は下唇に人差し指をあてて暫し考えた。
「それも…」
「それも?」
「マズいわ。だって明日も無断欠勤とか有り得ないじゃない。ますますボーナスが減るわ」
あくまでもボーナスの問題なの?それよりも、あんたが学校に先生の欠勤連絡入れたら良いんじゃないの?
「行くわよっ。すぐに準備をしなさい!」
「え?行くってどこへ?」
「学校に決まってるじゃないの!」
待って待って待って、なんであたしが?それに今は夜だから学校には入れないよ。
「題して、夜の学校潜入大作戦!」
やだ、なんかそれ格好良い!
あたしは魔法熟女とともに、うんしょよいしょと雨樋を下りて夜の学校へ向かった。
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