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しばらく息を潜めて隠れていると、警備会社の人は鍵をかけて帰って行った。
「ふうっ。警備システムの誤作動って思ったようね。甘いわ。私のほうが一枚上手だっての。ね、完璧な大作戦でしょ?」
はあ?ラッキーな偶然が重なった場当たり的な作戦としか思えないよ。
「うるさいうるさいうるさい、結果オーライだっての。校舎内に潜入出来たのは私の機転の利いた判断と決断力のお陰よ。あんたは何にもしてないじゃないの!少しは頭を使いなさいよ!」
「うるさいうるさいうるさい、そもそもあんたの魔力が貧弱だからこんなことになってんじゃないっ」
「貧弱って言うなっ。ポカポカ殴るわよっ」
魔法熟女は魔法ステッキを振り上げた。
物理攻撃はやめてー。
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