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私の
あれから数日が経ち、私は学校に通えることになった
「おはようー!体調良くなって良かったよー!今日遊べるー?」
体調が悪くなった元凶が、私に話しかけてきた
「あー、うん。ありがと。今日は遊べるよ」
嫌いなのに、私は、やっぱり言えないみたいだ
言ってしまったら、周りの目が、私に牙を向けてきそうで。
キーンコーンカーンコーン…
いつの間にか時間が過ぎ、あっと言う間に下校時刻となった。
トンッ
誰かの手が私の肩を掴み、ズッ と引っ張ってきた
「優花ちゃん!一緒に帰ろ〜」
「びっくりした笑 うん。いいよ」
私はあいつの話を聞きたくなかったから競争という名で、早く帰った
だけど、今日はあいつが家に来るんだ。
ピンポン
なって欲しくなかった音がなった。私はインターホンを確認し、吐き気を抑えながらあいつを出迎えた
家に上がり、自分語りをずっと聞き。課題を教え、ゲームを貸して、自分のお菓子を上げて。
そんな事を繰り返したら、やっと、あいつが帰る素振りをしだした
「じゃあね!また遊ぼうね〜」
「うん。」
ゲーム機の充電は無くなり、私が食べるはずだったお菓子を全て平らげられ。私の怒りはもう呆れになっていた。
「はぁ……」
あいつに教えた時に私の課題もやったし、もう寝るか。なんて思ってると
「あれ?」
私がいつも枕元に置いていた人形が無くなっていた
「…盗まれたか?」
まぁ、そうだろうな
元々、あいつが家に来ると必ず何か無くなっていた。
シャーペン。小さいぬいぐるみ。漫画。
なんでこんなことをされなくちゃいけないんだ?私が、なにか悪いことをしたのか?
そんな事を考えてると、頬に雫がつうと通った
私は、泣いていたようだ
もう嫌だ、もう、あいつとなんか接したくない
私は、こんな毎日をあと何百回、続ければ良いの?
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
あいつさえ居なくなれば
あいつさえ、私の毎日から消えれば
あいつさえ、あいつさえ…
『あ"』
私の中のなにかが
プツッと、折れた
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