小指に

1/1
前へ
/8ページ
次へ

小指に

それからはもう毎日が面白くて堪らなかった なんで周りの視線なんかを気にしてたんだろう? なんであいつに嫌いって言えなかったんだろう? 理由は分かっていても、その理由すらおかしくて笑えてきちゃう! あいつを、なんで無視しなかったんだろう?笑 もう。あいつは私に着いてこない!!! もう。私の日常は変わったんだ!!!!…… いや、まだかわってない。 まだ、言えてない。 早く言いたいけど、もっと無視したい! あ… 今の私あいつみたいになってる。 あいつになるのだけは嫌だ。偽善者なんかになりたくない!! あいつが私の毎日から居なくなったら、私は偽善者じゃなくなるんだ そうだ。楽しんでいたらダメだ ずっと楽しんでたら、あいつの噂が学校を包み込んで、私を殺す。 でも、今やそのスリルすら私を楽しませてくれる 私は焦りが来る前に、早めに動き始めた。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加