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「デビュー……ですか!? あたしが!?」
ソレはあたしのデビューを告げる電話だった。あたしの作品はまだ作画に慣れなさから来る荒っぽいがあるけれど、今回の作品のストーリーはいろんな人に見せるべき作品だと担当は語った。
当然のように、あたしは斉藤先輩に連絡を入れた。
『斉藤先輩! デビュー決まりました! これで斉藤先輩に一歩近づけました! もっと頑張るんで、是非作品を読んでくださいねっ!』
返事は、なかった。
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