1. プロローグ

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彼らにはブラックの策略で攻撃性を抑える薬玉を毎日食事に混ぜて与えられていたため、血なまぐさい争いは免れていた。 とは言え、アンディの子供達が、彼らの補佐に就くことは厳しい修行を意味していた。気を抜けば保安官である正妻の子らに殺される可能性も否定出来ない。 それは同時に、王座に就く資格がある者への試練でもあった。信じられるのは自分の能力のみ。自分の力でいかに獣人たちをまとめられるかが試されていた。 そして、アンディの子供達が補佐について半年が経ったころ、事件は起きた……。
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