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プロローグ
５人の少女たちは高校に入学し、そこで催された集団合宿で知り合った。同じ部屋になったことで、その夜に一風変わった自己紹介が行われた。それは、ブラジャーのサイズであったり、初恋や恋愛経験であったり、具体的に告白しようというものであった。
坂上花純「身長は155cmで、サイズはＡカップで恥ずかしい。部活は文芸部に入ろうと思っている。初恋は小６で、兄の友達で中３の男子だったけど、一方的な憧れで終わった。中学の時は、男子と付き合った事はない。自分では、内気で臆病だと思っている。」
南真莉愛「身長は160cmで、サイズはＣ。５歳からカナダで生活していて、この高校には帰国子女として入学した。日本には友達はいないけど、向こうではボーイフレンドもいた。初恋もその子とだし、ファーストキスもその子と経験済み。面倒を見るのが好きだから、サッカー部のマネージャーになれたら良いなと思っている。」
鴫野芹菜「身長は165cmで、小学校からバスケットをやっていた。胸はCカップだけど、ちょっときついかな。母子家庭で、人に流されやすいから、しっかりしないといけないと思っている。初恋は中２の時の部活の先輩で、その人と初めての経験をした。隣の櫻子は同じ部活で、いつも迷惑を掛けている。」
白石櫻子「身長162cmで、胸はＢカップの小さめ。芹菜と同じバスケ部だったけど、美術部にでも入ろうと思っている。恋ではなくて、中２で同級の男子と付き合ったけど、何もなかった。いろんな事に興味があって、特に人間の身体とか、心理や生理について関心が強い。男子には振り回されない様に心掛けている。」
朝比奈杏「身長は158cm、Ｂカップ。部活は陸上をやっていたけど、今は考え中。生徒会に関心があって、いずれは会長を目指している。中学の時に、数学の先生に初恋したけど、実る恋ではなかった。よって、キスもそれ以外の体験もなく、高校の３年間で済ますつもりだ。」
こうして５人は正直に自らを話す事で、お互いの絆を深めていった。
一方、生き方、考え方そして行動も違う彼女たちは、それぞれの恋愛体験を重ねることで成長していった。出会って恋をし、キス、セックスを経験し、甘く楽しい恋愛もあれば、つらく悲しい体験を伴う恋愛もあった。そこには、恋愛経験の未熟な彼女たちを翻弄する男たちがいた。
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