3 櫻子の企み

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 3 櫻子の企み

 夏休み前の生徒会室で、僕は寝ている櫻子さんの柔らかいおっぱいに触って、そのあとキスをした。すごく怒っていたが、彼女がキスを返してきて驚いた。 夏休みになり部活動に行くと、部員は3人しかいなかったが、その中に櫻子さんがいた。彼女は目配せをし、僕を呼んでいた。イーゼルの陰に隠れて、 「碧君は子供だと思っていたけど、あんな事をするなんて、やっぱり男なんだね。この前のキスはどうだった?胸に触って気持ちが良かった?」と訊いてきた。僕はこの間の事を謝ったが、質問に答えられずにいた。 「いいけどさ、質問に答えてよ!後で、生徒会室で待ってるからね!」  僕は不安を抱えながら渋々生徒会室に行くと、櫻子さんが待っていた。 「さっきの返事はどうなの?」と訊かれたが、僕は黙ったままだった。 「答えられないんだね!だったら、もう1回してみるというのはどう?」  僕は思い掛けない言葉にうろたえたが、なぜか嬉しくなってうなずいていた。そして、彼女に近付き、背中に手を廻して抱き締めた。唇を求めると、彼女は背中を丸めて背の高さを調整してくれた。初めはついばむようなキス、徐々に唇を付ける時間を長く、予習した通りに実行した。そして口の中に舌を入れると、彼女も舌を絡めてきて、僕の下半身は興奮状態になっていた。彼女の太股の辺りで堅くなっている物に気付かれまいと、僕は少し腰を引いた。同時に彼女のおっぱいに手を持っていくと、彼女に制止させられた。 「碧君のあれが当たっていたよ!すごいね!興奮してるの?」  櫻子さんは僕の耳元でささやくように言った。 「はい!すごく!」と言う僕の言葉に、彼女はまたもや意外な事を口走った。 「そうなんだね!じゃあ、見せてくれる?」  生徒会室で二人切り、どうなるのかと期待と不安が交差していた。
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