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3 舘岡颯翔(中学時)
中2の冬、女子バスケ部1年生の鴫野芹菜を知った。体育館でキャッチミスした俺のボールを、彼女が拾って渡してくれた。ショートヘアで背が高く、スタイルもいい彼女を見て、初めて彼女を意識した。交際を申し込もうか、どうしようかと迷っていたが、中々その機会に巡り合えなかった。
中3になって、その機会がやってきた。2年生の芹菜は、部活の時には早く来てシュートの自主練をしているのを知った。4月の休日、男子バスケ部も練習があったので、早目に体育館に行くと、彼女が一人でシュートをしていた。
「あまり腕に力を入れないで、膝を使うんだよ。」
芹菜の後ろから声を掛けて近付き、お手本を見せた。彼女は喜んで俺の指導を受け、何回もシュートをしていた。
俺の部活が終わる頃には、女子は既に終わって着替えていた。俺は急いで着替えて、女子が出て来るのを校門で待ち構えていた。芹菜が友達と校門を出た所を見計らって、自転車で近付いた。思惑通りに彼女から声を掛けてきた。
「先輩、朝はありがとうございました。」
「あー、鴫野さん。今帰りなの?」
何気なさを装って言葉を返すと、友達が気を利かして先に帰っていった。芹菜は緊張しているらしく会話がはずまなかったが、そういう所も可愛く思った。
「鴫野さん、誰か好きな人いるの?いなければ、俺と付き合ってほしい。」と別れ際に告白した。彼女は驚いていたが、「はい」と蚊の鳴くような声で返事をしていた。部活の時の活発な彼女とは違っていた。
それから、部活帰りに待ち合わせて、一緒に帰るようになった。時間が許す時は、帰り道の堤防の土手に座って話した。自然と手をつないだり、触れ合ったりして、俺たちの仲は親密になっていった。彼女をもっと知りたい、キスしたい、できればその先もという気持ちでいっぱいだった。
付き合い出して3ヵ月くらいして、俺は芹菜に欲求をぶつけた。
「セリ、好きだよ!キスしてもいい?」
俺の問い掛けに彼女はとまどっていたが、小さくうなずいていた。俺は胸の高鳴りを抑えながら、彼女に顔を近付けた。彼女は見届けるかのようにしっかりと目を開けていたが、俺は目をつぶって唇を合わせた。魚が水面へ口を出す時のように、それは一瞬で終わった。その後は、彼女が真っ赤になってうつむいてしまったので、その日は1回だけで終わりにした。
芹菜とのキスが案外すんなりとできた事に、俺は気を良くしていた。しかし、一瞬のキスに満足できる訳はなく、この後の展開を考えていた。まずは、彼女の身体に触れる事、胸は中学生にしては発達していて、ぜひもんでみたい。できればその先は、彼女のアソコに触りたいし、エッチにこぎ付けたい。そんな事を毎晩考えて、彼女を想像しながら自慰にふけっていた。
夏休みに入ると、3年生の俺は最後の中体連で引退になる。それまでは部活に忙しいが、その後は受験勉強に集中しなければならない。芹菜とエッチするなら夏休みしかないと考えていた。初めてのキスから、会う度に何度かキスをした。彼女も慣れてきたようで、舌をからめてもそれに応じてくれた。身体へのタッチも、胸に触る事までは許してくれた。しかし、下半身へ手を伸ばそうとすると、どうしても抵抗された。
「セリ、触りたい。駄目?」
「ダメ!胸はいいけど、それだけは嫌!」
胸は良いというので、制服のボタンを外してブラの下から直に触った。柔らかいアンパンのようで、もみ応えは十分にあった。おまけに乳首を摘まむと、彼女は声にならない声を発していた。俺はいつも勃起していた。
芹菜の独り言
付き合って3ヵ月でキスをされた。何となく早いような気がするけど、好きだからいいよね。キスは嫌じゃないけど、体を触られるのは気持ちが悪い。胸へのタッチは許したけど、股に手を伸ばしてきた時には驚いた!
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