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「あ……コメントも来てる」
エリタは星をかき分け、いくつかのコメントを見つけ出す。
文字が一列に並んで、星の中にあった。
『新作が公開されてるっ!今すぐ読みに行きます!』
『いつもお疲れ様です。これからも頑張ってください。』
『素敵なお話で、癒された!ありがとう。』
『ラストの一文最高ですね……!』
「わああありがとうございます……。」
コメントを一つ一つ読みながら、エリタは聞こえないと分かっていても思わずお礼を言ってしまう。
後ろから後光が射しているような、嬉しくて優しいコメント達。
しかも中にはエリタが尊敬している人からのコメントもあり、「え、コメントしてくれてる……!」とそれだけでエリタは舞い上がりそうなのに、作品を褒めてもらっていたらもう嬉しさにあと数か月は生きられそうだった。
「もう、お世話になりっぱなしだな……」
でも、そのお世話になっている人に『癒される』『元気になれる』と言ってもらえるのなら、もっとたくさん頑張らないと、とエリタはコメントを見つめながら笑顔になった。
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