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ブレーメン
際限ない日々が続いてる。
茹だるような暑さ。
夏本番。
今日も、道端でミミズの干からびた死体を眺めながら、それらが自分とどう違うのかを考えてみる。
干からびて、絶望して、土に戻りたくても戻れない。
全ての楽しいことや、正しいことも
ある人から見れば滑稽なんだろう。
僕は、不安に追い付かれないように、今日もなるべく早く歩く。
当たり前のように存在しているもは全て無視して、
例えば電車に乗り合わせた他の乗客とか
そんなものは無視していく。
こんな毎日に意味はあるのだろうか。
僕が生まれてきたことに意味はあったのだろうか。
誰に聞いても無駄だろう?
水と昼寝が足りないようだ。
貴方の変わりは本当にいないですか?
どこにでもある、誰でもなれる
代替可能なブレーメン
社会の歯車が奏でる。
飼い慣らされたビートとメロディに乾杯。
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