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「暗鬼さん、あの。怖がらなくても大丈夫ですよ。今は刹鬼さんは玄乃さんが抱っこしているので」
「うぅ………」
さっきから泣いていた暗鬼を泣き止ませるため、黎が抱っこをしていた。それでも、泣き止まないため、刹鬼から少し距離をとることにしたのだ。
「なんで俺が……」
「うー?」
彲が玄乃に刹鬼を無理やり渡し、距離を取らせたことにより、ようやく落ち着いてきた。
「とりあえず、なんでこんなことになったんだろう」
「力の暴走か、それとも怪しい薬に手を出したか……。まぁ、なんとなく2人とも楽しそうだから良いじゃろう」
「彲ちゃんの口調が戻ってるけどいっか。とりあえず、楽しそうなのは黎ちゃんと小さくなった刹鬼ちゃんだけね。暗鬼とやらは不機嫌そうだし、玄乃ちゃんは魂抜けてるし。面白い光景だね」
闇命と彲はそのような会話をしながら、4人を見続けていた。
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