なぜこうなった!?

7/10
前へ
/112ページ
次へ
「うぅ」 「暗鬼さんは小さい頃このように静かだったのでしょうか」  静かな暗鬼が珍しいのか、黎は飽きもせずずっと見続けていた。その目線が怖くなってきたのか、暗鬼は身体を震わせ、また涙目になってしまった。 「あう……」 「あ、ごめんなさい!! 怖くないですよ!! 安心してください!!」  泣きそうになった暗鬼の頭を撫で、落ち着かせた。  その後からは黎に懐き、離れなかった。 (可愛いです暗鬼さん!!! もっと懐いて良いんですよ!!!)
/112ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加