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〜後日談〜
「ざっっっっっけんな!!!! んな事あるわけねぇだろ殺すぞ!!!」
「………はぁ。どこでこのようなことに……」
「子供をだくような仕草してんじゃねぇわ!!!」
元に戻った暗鬼と黎がそのような会話を森の中で繰り広げていた。それを、彲が木の影から覗き笑いをこらえていた。
「ちっ、俺はもう行く!!!」
いじけたように暗鬼はその場から去ってしまった。その際、失った左手を振りながら。
「暗鬼さんの左手は、いつ失ってしまったのでしょうか……」
黎はそう呟きながら、去っていく暗鬼の背中を見続けていた。
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