なぜこうなった!?

10/10
前へ
/112ページ
次へ
〜後日談〜 「待つのじゃ犬っころ〜。妾に会えなくて寂しかったじゃろう? もう戻ったから楽しめるぞ〜」 「こっちに来るな!!!!!」 「照れるでないぞ〜」  玄乃と刹鬼が追いかけっこをしていた。  そんな姿を闇命は哀れみの目を浮かべながら見ており、「玄乃ちゃん、ご愁傷さま」と手を合わせていた。 「何をしているのだ?」 「さ、さぁ……。でも、楽しそうだからよろしいのでは?」 「楽しくとも、相手は悪霊だ。なぜ楽しそうなんだ」 「あ、あはは……。でも、楽しそうだから、今はこのままでもよろしいかと」 「まったく……。今回だけだ」 「っ!! はい!!」  2組の光景を外から眺めていたのは九尾と紅目だった。そして、そのような会話を繰り広げていた。
/112ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加