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「でた!」
その声にみんなが集まった。
「センタ、ビンゴだ、今朝死んだ男は、ここの息子だ」
「息子?え?どういうことだ?」
朝死んでいたのは、ホビー店の息子だった。もしも本当に3d があったとしての過程の話だ。
「簡単に言えば犯人はもう一人いると言うことになる」
「いや、案外犯人は二人以上で、仲間割れなんてこともあるかもな」
仲間割れ…フム。
俺は吉田さんに電話をして、中の人の動きを確認した。日向先輩はある人の所へ電話をしていた。
「じゃあ掃除をしに行くのは昼と夜二回、暇な時ならいつでもするんですね?」
そうだという。
「その時間帯、商品は来ますか?」
「商品ですか?」
「品物を届けに会社のトラックとかきますよね?」
「ああ、はい、来ます、そう言われると、その時間、トラックが来ます」
俺はその時間を聞き、ありがとうと電話を置いた。
皆が俺のかいたメモを見ている。
日向先輩の方も、できるだけ早くお願いしますとその電話を切った。
「内部犯行か?」
「いや、案外外からかもな?」
「搬入口ですよね」
「そこしかねえだろうな?」
「じゃあ、回収は?」
今夜!
皆の息がぴたりと合ったのだった。
「ねえ、本当なんだろうね?」
「だから絶対来ますって」
「警官だろ、手柄立てたくねえのかよ」
そりゃ、立てたいよと言う人。
あの交番に頼みました。
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