第五話

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「でた!」 その声にみんなが集まった。 「センタ、ビンゴだ、今朝死んだ男は、ここの息子だ」 「息子?え?どういうことだ?」 朝死んでいたのは、ホビー店の息子だった。もしも本当に3d があったとしての過程の話だ。 「簡単に言えば犯人はもう一人いると言うことになる」 「いや、案外犯人は二人以上で、仲間割れなんてこともあるかもな」 仲間割れ…フム。 俺は吉田さんに電話をして、中の人の動きを確認した。日向先輩はある人の所へ電話をしていた。 「じゃあ掃除をしに行くのは昼と夜二回、暇な時ならいつでもするんですね?」 そうだという。 「その時間帯、商品は来ますか?」 「商品ですか?」 「品物を届けに会社のトラックとかきますよね?」 「ああ、はい、来ます、そう言われると、その時間、トラックが来ます」 俺はその時間を聞き、ありがとうと電話を置いた。 皆が俺のかいたメモを見ている。 日向先輩の方も、できるだけ早くお願いしますとその電話を切った。 「内部犯行か?」 「いや、案外外からかもな?」 「搬入口ですよね」 「そこしかねえだろうな?」 「じゃあ、回収は?」 今夜! 皆の息がぴたりと合ったのだった。 「ねえ、本当なんだろうね?」 「だから絶対来ますって」 「警官だろ、手柄立てたくねえのかよ」 そりゃ、立てたいよと言う人。 あの交番に頼みました。
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