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【キャラクター紹介】【カバー画像 拡大版】 第二部 ~巫女編~
【キャラクター紹介】 第二部 ~巫女編~
本作を より愉しんで頂くため、また、チェーンソーアート ドール作品とのコラボ創作について ご理解を深めて頂きたいと思い、第二部のキャラ紹介として、まとめてみました。
キャラ設定は、第一部での『樹々の個性を表現する』手法から、『より人間らしさを出すもの』へと、変化しています。
また、ドール作品の制作技術が格段にレベルアップして、よりリアルな衣装やボディラインの表現が可能になった事や、表情の彫り分けまで成されている事などを、感じ取っていただければ幸いです。
それでは、作者が頭を痛めて生み出したキャラ達と、魂を削って彫り上げたチェーンソーアート彫刻作品を、ご覧いただきましょう!!
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『舞 → 峰乃 赤松』
巫女に相応しい素養を持ち、特に”舞い”の才能は 抜きん出ている。
ポジティブな性格で、目標である「樹の巫女に成る」ことに向かって、邁進している。
舞は、強い信念を持つ瑞樹に憧れて 奥山流 峰乃派に入門したが、舞いのスタイルは 親友である栃実が入門した 山桜流の影響を、強く受けている。
風に身を任せ、枝葉を優雅に風に乗せて舞うのに加えて その種子をも舞わせる独創性あふれる優雅な舞いは、いち流派を興せるレベル。
次代の「舞いに秀でる 樹の巫女」に成ることを強く望み、栃実と共に巫女修養を始めた。
修養の後輩である 瑞貴は 妹的な存在で、舞だけは「みぃ」と呼んでいる。
・ドール作品 「舞」
巫女候補の奉納舞い (お題目)「新緑の煌めき」
~太陽の恵みを受け、煌めく新芽を開葉できたことに感謝する~ を、表現しました。
なお、ポーズや舞いの躍動感は、第一部の「峰乃 赤松」そのままです。
・モデル樹種: 赤松
・年齢設定 19~24歳
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『栃実 とっち』
大人気のアイドル『とっち』として、歌やダンスなどのライブパフォーマンスをメインに、グラビアやモデルなど 幅広く芸能活動をしている。
栃実は、山桜流 枝葉舞派に入門。
枝を優雅に振って舞うのに加え、葉などを舞わせるのが特徴であり、師匠の山桜は とっちの芸能活動のマネジメント等も行っている。
栃実の 巫女の素養は充分だが、自らのパフォーマンス能力の向上に興味がある。
舞と共に巫女修養を始め、のちに舞が巫女に成る事を 強力にサポートする。
巫女修養のときは、後輩である 瑞貴を「みーちゃん」と呼んで、可愛がっている。
・ドール作品 「とっち」
巫女候補の奉納舞い (お題目)「新緑に瞬く」
~新緑の季節の陽光に感謝し、その眩しさに瞬く~ 様子を、表現しました。
このポーズは、ライブパフォーマンスの際の”CALL & RESPONSE”でもあります。
・モデル樹種: 栃の木
・年齢設定 19~24歳
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『瑞貴』
最も巫女に相応しい素養を持っているが、まだ巫女修養を始めたばかり。
素直で我慢強く、努力家で大器晩成型。 知識面の素質は抜群で、母譲りの”超理解力”の持ち主でもある。
瑞貴は、母 瑞樹が家元である、奥山流 峰乃派に入門。
いわゆる古流で、代々の巫女と成る者が”神事で、山の神への奉納舞い”を舞っていた 基本形であり、風に身を任せ、枝葉を優雅に風に乗せて 舞う。
瑞貴は、歌と舞いは天性のセンスを持っていて、古流の家元である母の教えで さらに磨きをかけ、のちに 舞と栃実と 同等のパフォーマンスを、祭典の奉納舞いで披露する事となる。
舞を姉のように慕っていて、また、とっちの パフォーマンス面での大ファンでもある。
・ドール作品 「瑞貴」
巫女実生の奉納舞い (お題目)「新緑の輝き」
~太陽の恵みを受け、キラキラ輝く新芽を開葉できたことに感謝する~ を、表現しました。
・モデル樹種: 橅
・年齢設定 13~18歳
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『瑞樹 → 峰乃 橅』
瑞貴の母であり、教育者。
ブナの大樹のように優しく、皆に恵みを振舞う。
奥山流 峰乃派の 最後の家元であり、また、その木陰と種子貯蔵庫を 巫女修養の場として、提供している。
舞いと知識の 双方に秀でる巫女候補筆頭として、これまで口伝であった祭典や神事に関する事柄や 森林知識について等を、書物にしたため後世に残すことを、ライフワークとしている。
書物化の功績から、「知識に秀でる 樹の巫女」と成り、『 峰乃 橅』を拝命する。
・ドール作品 「神事『拝命の儀』 ~峰乃 橅、拝命~」
瑞樹が、拝命の儀にて「峰乃 橅」を拝命する直前の、天雷を待つ様子を、表現しました。
なお、作品モデルは「多賀大社の初神楽」であり、また、同 滋賀県で開催された「森の感謝祭2018inたかとり」メインカービング作品として彫り上げたものです。
・モデル樹種: 橅
・年齢設定 33歳で巫女を拝命し、不老となる。
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『峰乃 椿』
当代の巫女。 「大崩落からの 復興」の役目を終え、 峰乃 橅に代替わりする。
大崩落の際、やんごとなき事由から『峰乃 椿』を拝命した。
椿のような低木種が巫女を拝命するのは稀だが、他の巫女候補が存在しなかったため、舞いにのみ秀でる巫女候補と成っていた椿が、『舞いに秀でる 樹の巫女』と成った。
祭典や神事では、その独特の樹形を活かした振りで、奉納舞いを舞う。
ならわしに従い、採り物である鏑鈴を右手に垂直に持つが、幼く見える容姿の通り非力なため、鏑鈴が重く、この位置で持っている。
巫女舞いの装束を纏い、枝葉の舞いを以って、大崩落からの復興の状況を、山の神へと伝達する。
・ドール作品 「峰乃 椿」
「まだ幼い少女が、やんごとなき事由から 高位の巫女に成り、山の神に奉納する舞いを 懸命に舞っている」様子を表現しました。
2018年 7月開催「第7回 野々市市美術展」 出展作品。
市の花「椿」を冠した作品とし、作品名を チェーンソーアート 巫女舞い作品『椿』 としました。
・モデル樹種: 椿
・年齢設定 22歳で巫女を拝命し、不老となる。
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『峰乃 桧』
大崩落が発生した頃の、”樹の巫女”の基本形。
「歌に秀でる 樹の巫女」であり、主な お務めは、祈祷師。
森の安寧を祈り、生命活動の梶取りをし、神事を執り行う存在。
祭典では奉納舞いを披露し、山祭り後に樹々を眠りに就かせ、冬季は”眠りの唄”を歌う。
山の神への主な伝達手段は、森の唄。
歌に秀でる巫女の装束は、袖の無い貫頭衣型の千早を纏う。
頭頂の前天冠は、ヒノキの枝先を、1本出しとしたもの。
(榊の代わりに)自らの葉が付いた枝先を折って右手に持ち、その葉音で調子(指揮)を執りながら、森の唄を歌う。
これは、巫女の しきたりとして、『樹の巫女が御自身で手折られた採り物でなければ、山の神様に お唄やお声が届かない』と されているため。
桧は、すらりと背が高く、美しい立ち姿。
見目麗しい美人で、ヒノキの良い香りがする。
優等生で性格も良いが、それが災いして妬まれる事となる。
大崩落の一因と成った”アバレギ三羽烏”の1人「サワラ」の隣に生育。
その身の美しさや歌声は、サワラのコンプレックスを煽り、サワラはアバレギ化を進行させる事となる。
・ドール作品 「峰乃 桧」
モデル樹種と同様に 素材はヒノキを使い、”自らの葉が付いた枝先”も実物のヒノキの枝先を持たせました。
”その葉音で調子(指揮)を執りながら、森の唄を歌う様子”を再現しつつ、高位の巫女らしい神聖さをも表現してみました。
・モデル樹種: 桧
・年齢設定 30歳で巫女を拝命し、不老となる。
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『桂さん』
東谷街道沿いの工房『桂』で創作活動をしている、女職人。
デビュー作となった、神事の巫女装束や採り物である鏑鈴の制作がきっかけで、様々な”物創り”に携わることとなる、壱乃峰にはあまりない才能の持ち主。
第一部 ~樹々の恵み編~では、服飾デザイナー等のマルチクリエイターになっていて、のりあ がカフェで出しているスイーツの、師匠でもある。
ハート型の葉を たくさん付ける 桂の樹のように、とってもハートフルな性格。
実りの秋にはクッキー屋さんになって、とても香ばしい匂いのする”ねぎらいのクッキー”を皆に振舞う。
・ドール作品 「桂さん」
4話【森の調和は、譲り合い。】で描かれた、”瑞貴に眼鏡を届けるシーン”を再現。
右手を振りながら瑞貴に「~持って来たわよ」と声を掛け、左手には 納品用バッグを持てるようなポージングとしました。
衣装は、”巫女編”に合わせて 作務衣にし、美人でスタイルの良い職人さんを表現しました。
キャラ設定とも相まって、本物のカツラの葉を標本にし、それを参考に桂さんのトレードマークとすることに。
作務衣の背中に ハート型のカツラ葉の紋を リーフカービング、さらに その中に「桂」の文字入れ。
足元の表現は、納品のために出かけるシーンなので、素足に普段履きの靴としました。
・モデル樹種: 桂
・年齢設定 25歳
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(せっかく創ったカバー画像、拡大版の画像を表示したくて掲載。)
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