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がんちゃんが、いろんなことを聞いている、俺はシンとマネージャーさんを連れて、ばあちゃんちに向かった。
アクセサリーは貰い物ばかり、みな思い入れがある、それが出てきた、彼は涙ぐんでいた。
「これで落ち着けるといいな」
「でもそいつ、おれ、ぶん殴りたい」
「ありがとうございます、でもそいつも乗り越えなきゃいけないんですプロなんですから」
「そうだ、お客さんがあってのプロだっていう自覚を持たなきゃな、さあどうぞ、お入りください」
少しして、社長が、坂崎選手を連れてきた。又遅れてがんちゃんもやってきた。
食事は楽しいものとなった。
「ウソー、これ犯罪でしょ」
「あのなー、俺まだ二十代!」
「うっそー、それ、詐欺だー」
二人は俺の奥さんを見て、あっけにとられ、さんざん。まあ酒も入ってるし、機嫌が良けりゃなおさらだ。
「こんなかわいい奥さんが、何故……」
「アンナ―」
「千晶さん、俺、晃さんとの子がいても関係ありません、一緒になりませんか?」
「考えちゃおうかなー」
「ちあき―!イッテー」
「何、また頭痛いか?」
「薬持ってる?」
〈ポケット〉
「なにこれ、空っぽ」
「あ、俺のでよければありますよ」
ポケットから出した。
「イッテー」
「ごめんね、すみません、いただきます。奥つれてく、叔父さんサイン貰ってね」
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