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起きた瞬間から、それは感じていて、肌に触れるシーツの感触から、何から何まで違った。
「ーー?」
ふわふわの枕も、ふわふわの肌掛けも、甘いバニラの匂いも。
そしてーー。
「ーーん?」
「ーー!」
「起きた?」
隣に眠る、やたら色の白い(それはもう発光してるのでは?と疑うレベルの)裸の男。
「何その顔」
寝起きの私の顔を見て、鼻で笑うその男。
何度瞬きしても、どこからどう見ても、隣人の結城という男である。
「……え?」
まじか。
やっちゃったのか、これは。
私、彼氏いるのに。
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