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「と、とにかく落ち着こう……!!うん!!」
もしここが本当に異世界なら魔法とか使えるのかもしれない。
とにかくこの樹海みたいな場所から抜け出さなきゃ。
そう考えた私は、とりあえず思い付く限りの言葉を発することにしてみた。
「炎よ燃やせ!!水よ湧き上がれ!!風よ吹け!!雷よ鳴らせ!!」
次の瞬間、私は大きく後悔することになる。
ブワッーーーーーーーーーーーーーー
「あ、ヤバいこれ」
ドォオオオオォオオオオオォオオオン!!!!!!
とてつもない風圧が、私を容赦なく後ろに吹き飛ばした。
砂ぼこりでとてもじゃないが目を開けられない。
おぅおぅおぅ!?!?
いくつも木にぶつかりながら何とか勢いがとまると、慌てて目をこすり前を確認する。
その光景に私は衝撃を受けて固まってしまった。
し、森林が無くなってるーー!!!!
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