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『金の太陽 銀の月』(あとがき)
ふおぉぉ! ついにこの作品が完結しましたよー!
終わるとは思わんかった……いや終わらせるつもりで書いてるけどさ!
私のライフワークと言ってもいい作品の終了に感無量でございます!
*
投稿再開から2週間くらいで終わった?
いや、こんなに早く終わるなら、もっと早く終わらせなさいよですよね。
待ち望んでくれていた人がいたら嬉しい……いや休載期間が長すぎてみんな離れてしまったか( ̄ロ ̄lll)
でもほぼ毎日書いてて、14日には終わると思った。バレンタインデーだし、記念日っぽくていいんじゃね?って思ったんだけど、やっぱラストシーンは拘りたいよね、つうか結末は確定なんだけど、そこへ行きつくまでが、随分悩みました。
散りばめた伏線を回収しないとだし、ここへ来て勢いで書いてつじつま合わないのは駄目だし、誰が誰と対峙するかでカッコよさも変わるし読み手にも「えー」って言われたくないし……ちゃんとプロット書いてやるか(今更)とか思いつつ、結局勢いで書き始めて、「お、14日中に終わるか」と思ったけど、やっぱり通して読むと「あーしたい、こーした方が」が出てきて書き直して、15日も随分遅くまで書いてたけどやはり納得いかなくて。
なんつうか、答えは10って決まってても、それになる計算式っていっぱいあるじゃないですか。
自分の中で5+5って決まってればそれを書くだけなんだけど。
いや、4+6の方がしっくりくるか。いや1+9の方がかっこよくね?
はたまた2+8の方が受けがいいかもとか、3+3+4ってバージョンもあるし、いっそのこと1+1+1+……って感じで、そこに至るまでってたくさんの経路があるわけですよ。
物語を作る醍醐味はここなんですけど。
台詞ひとつ、誰に言わせるか、その内容すら一文字変えるだけでイメージががらりと変わってしまうことがある。
このラストで言えば、誰が赤烏という悪玉の首領をやっつけるか、です。
やっつけるシーンは決まってるのに、その役を誰がやるかまでは確定しなかった。
本筋で言えば昴かもしれない。
でもその保護者的立場の孝臣がやってもいい。
応援に来た真や瑠璃子は……いや、最初から美貴が来るのは決まってたから、素直に美貴にやってもらえばいいんだけど。
ラストシーンは取捨選択を間違えたくない、私が思い描く作品を、読み手に間違えることなく伝えたい。
とにかくかっこいいイケメンを……(そこかい)、何度も脳内でシミュレーションして、書き出して、やっぱり違うかってなったりして何度も書き直して。
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はあ……やっと終わったよ。やる気になればあっと言う間に終わるやんけ。なんでやる気にならなかったんだろう……ああ、他の作品に浮気しすぎですねwww
ともあれ、『金の太陽 銀の月』、ここに完結です!
麻生はこの作品を世に出したくてエブリスタに登録したんです。ああ、書けて良かった……!
『金の太陽 銀の月』の投稿を始めた時は、これが終わったらもうネタはない、WEB作家は終わりだなって思ってましたが、どういうわけだか恋愛物に走ったのでまだまだ書いてると思います、どうぞよしなにお願いいたします。
*
そもそも、長いモノカキ人生で、恋愛物なんて書く気になったことはなかった。
エブリスタに登録して、最初から『金の太陽 銀の月』の投稿を始める勇気はなくて、とりあえず様子見で『至宝の君』を書きました。これもファンタジーです。
これがまた、全然読まれなくてwwwww
ファンタジーは駄目みたいだな、間もなくそれに気づきました。
エブのトップページ見ても恋愛物だわ。
恋愛かあ……書いたことも、考えたこともねえ!
かと言ってファンタジー強しと思える『小説家になろう』とかに行く気にもなれず、麻生、懐にあるものを探り始めます。
あ、そうだ。裕子の話を恋愛物として投稿しちゃえ。
ライフワークと言っていい『金の太陽 銀の月』です。何度も作品を練り直し書き直し、そうするうちに生まれたスピンオフがいっぱいあります。
当初、裕子も真歩も愛もひとりっ子でした。
みんなひとりっ子っておかしくね? でも別に作品に出すわけじゃないから考えなくてもいいか。でもいない理由も考えてもよくね?
そうして生まれたのが、『妹』の原型です。
判りやすい恋愛だよ、決して結ばれない恋愛。苦しい恋愛。どんなに思い合っても、結局裕子は真歩を選ぶという結末がある恋愛。
それだけにタイトルも紹介文もタグも、サクッと決めれられてよかった。
多分この時の快感が、のちの恋愛物に走った要因かと思われる。
そしてこれがまた、読者様の反応がよかった~!
まあ義兄妹とはいえ、禁断の恋愛物ですからね、ウケたよね~。
やはり恋愛物かと、真歩の出生も書かせてもらいました、『Evergreen』です。こちらはちょっと大人な恋愛もの♪
年代的には『Evergreen』→『妹』→『金の太陽 銀の月』になりますね。
『Evergreen』も『妹』も、新作セレクションに選んでいただき、『金の太陽 銀の月』の関連作品が認められたことがなによりの自信となりました。
更には『妹』は執筆応援キャンペーンにて佳作にも選んでいただけて、まさに麻生の記念すべき作品と言えるものです。
さあ、餌は撒いた!(餌って言うな)別の作品も挟んだけれど遂に『金の太陽 銀の月1【始まりの章】』、スタートです!
2017年8月6日の事でございます。
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