『金の太陽 銀の月』(あとがき)

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* この作品、実は小学校低学年から温めてまいりました。ええ、かれこれ20年ほどになりますね(大嘘)。 その頃遊んでいた友達に紙切れに書いた真歩や裕子のプロフィールを見せて、「こんな話を書こうと思ってる」と話したのを覚えてます。 漢字で書いてたから、低学年でも3年生とかかな、その友達とは高学年では逢わなくなっていたので、まあそんな頃からですよ。 まあ、見事に『小2病』をこじらせた感がある話ですよねw ええ、好きでした、こんな話が。 本当は漫画家になりたかったんだよ! でも漫画を描くにはまだ技量が足りなくて(同じ顔の人物が描けんw)、でも溢れてくるお話を書き留めておこうと書き始めたが最初です。 結局絵は上達しなかったので、漫画家は早々に諦めてます(_д_lll) * 当初は主役級の子たちが10人いました。他所の星の伝説なのに、太陽系の惑星になぞらえてました(こじらせ中)。 でもこの時自分の力量を知る、私は10人も動かせんと(;'∀') 練り直し、書き直すうちにひとり減り、ふたり減り──最終的には5人になってたね。 しかしエブリスタに投稿を始めて……あれ、ひとり忘れてる!と気づいたのは、かなり投稿が進んでから(-_-;)もう諦めました。 そうそう、それで言ったら、良から昴になる間にも本当はもうひとりいたのに……あはは、もういいか、これで話は固まったから。 でも最初の方は、読み返すと荒いところもありますね、時間できたら書き直したいなあ。 そもそもメモ書きが荒かったからしかたないんだよな、下書きは入院中に書いたiPhoneのメモだもの。 あ、書き溜めたノートもありますけどね。もう恥ずかしくて開きたくもありません。 何度かの引っ越しで運んでますけど、結婚当初の段ボールに入ったままですわよ~。 * そう、それは16年の春、私は持病の悪化で入院してた。 約2週間の入院と言われ、時間つぶしのものを持ち込んだけど、手術の痕が痛くて起き上がることさえできない。 窓から見える空をじっと眺めていたけれど──。 そうやって暇だと、物語を紡ぎ出します。 そう、時間がないと、お話って出てこないよ。 私はそう。 専門学校時代に「30歳までには作家デビューする!」と友達に言ってました。 でも卒業して働き始めたら、そんな夢を追いかけることもなくなってた。 働くことで手いっぱいだったの。 本当、働きながら投稿したり、それこそ商業作家やってる方って、すごいと思う。やはり才能だと思います。 私は夢は夢のまま、結婚し子供を産んで──一度は転機があった。 私は15年くらい前にも一度入院をしている。 その時は入院のためにハリーポッターの本を2冊、借りて持ち込んだんですけど、1日で読み終わってしまいました。 さすがは児童書、読みやすかった。 しかしあと1週間はある入院が、暇になった。 ぼけーっとするうちに、その頃ってちょうどバレンタインデーだったので、真歩と裕子でバレンタインデーネタを作って遊んでたんですよね。 その時、書く楽しみを思い出しました。 退院してから狂ったように書いて。 その頃はまだケータイ小説だったな。 よし、投稿してみよう!って探したこともあったけど。 でもなんか、これっ!て場所がよく判らなかった。 友達の紹介で覗いたサイトもあったけど、オタク度が凄くて引いた(笑) そうするうちに次男坊を授かってしまい、また創作活動から遠ざかってしまいました。 * そして二度目の長期入院。 その時は以前の入院の反省で、たくさん暇つぶしのものを持ち込みました。 本、ノートと筆記具(絵を描こうと思った)、手芸用品、英語の学習道具……ゲームや音楽プレーヤー以外ならなんでも持ち込みオッケー(もちろん常識の範囲内)でした。 もちろん、スマホと充電機器も。 が。 そんなものをやる気にもならないほど、傷跡が痛い! する事ねえ……ごはんとトイレと風呂と寝ること以外……そうやって時間を過ごすうちに、脳内にアイツらが出てくるってわけですよ。
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