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「いやっ、やっと彼らも従業員が居なくなって気づいたんだよ。
後は自が頑張らないと生きて行けないってね。」
「健太君、久しぶりだ。しかし、健太君は凄いよ。
一人で自立村を変えようとしている。」
「褒めてくれてありがとう。島田君。」
「僕は君に謝りたかった……トンネル撃破の件もだ。」
「あれは、島田君に何だかの作戦が有ったんだろ……君が一番、元の世界や自立村を愛している事くらい分かっているよ。」
島田君はうつむきながら話し出した。
「俺は手の付けれない悪ガキだった。
世間のやる事なす事、全てに反抗してきた。
それが正しい事でも俺は自分の気持ちを抑えきれずに暴れていた。
そして仲間を引き連れ、暴れまくった。
時にはヤクザに目をつけられ殺されそうになったが俺達の思うままに生きて来た。
そして世の中は今田蓮勝が来て無茶苦茶にされた。
俺はただ今田蓮勝が憎かった。
なんだろう……ただ、俺も権力だけでトップに立ちたかっただけかも知れない。
街では暴動を起こし警察にも捕まりそうにもなった。」
僕達は島田君の話を聞いた。
今の島田君とは全く違う過去……しかし、その後、驚きの事を島田君から聞かされた。
健太は島田君に尋ねた。
「暴動を起こした事などは警部補達から聞いたよ。
でも、何故、島田君は自立村にやって来たんだい?
僕が調べたら、移動トンネルか海中船を使って自立村に入って来た人達の入村名簿の中に島田君の名前が無かった。」
僕は唖然とした。
「それって島田君はどうやって自立村に入って来たの?」
「君達と一緒さ!」
「えっ……僕達と一緒?どう言う事?」
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