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肩で息をしているところに、イルマが体を寄せてくる。
「に⋯⋯がい」
「飲んだのか!?」
「うん」
思わずイルマの体を抱きしめて、唇を重ねた。
果てたばかりの自身が、もう一度勃ち上がる。小さな尻を抱えると、硬くなったものが、イルマの腿に当たった。
「んっ⋯⋯あ、ふ」
甘い吐息を聞いて、シェンバーは、自分がどうにかなってしまいそうだった。
「イルマ⋯⋯イルマ」
身につけていた服を全て脱ぎ捨てて、シェンバーはイルマをベッドに押し倒した。
シェンバーの均整の取れた身体は、イルマには見惚れるほど美しかった。
白銀の瞳には、ぎらぎらと情欲が滲んでいる。
──まるで、きれいな獣みたいだ。
そう思いながら、イルマは愛しい者の名を呼んだ。
「⋯⋯シェン」
イルマは、シェンバーの瞼に口づけた。瞼の次は唇に。
お互いに言葉を交わさず、貪るように唇を求めあう。
互いの舌を絡め合う行為は、ついさっき覚えたばかりなのに。
まるで、ずっと昔から求めていたような気もする。
シェンバーの指がイルマの乳首を捉え、こねて潰す。もう片方は舌で舐め上げ、軽く齧られた。
「んっ! あっ!!」
びくりと跳ねても抑えつけられ、胸を弄られるたびに腰が動く。
勃ち上がった己自身が、シェンバーの鍛えられた腹筋を先走りで汚している。
イルマは、たまらなく恥ずかしかった。
シェンバーの指がイルマ自身に触れる。双球を優しく揉み、竿を緩く上下に扱かれる。
まるで悪戯するように、力を入れずに行われる動作は、もどかしくてたまらない。
「シェン、もっと⋯⋯」
「もっと?」
「⋯⋯こすって」
シェンバーの指が竿を強く扱きあげる。
「ひ! あっ」
波のように熱い快感が押し寄せる。
「⋯⋯だめ」
シェンバーは、イルマ自身の根元をぐっとつかんだ。
「ん! ど⋯⋯して?」
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