3.秘め事 【慕う】※

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 びくびくと震えながらシェンバーに問うと、宥めるように軽く口づけられた。  指が後孔を探り当てる。円を描くようにそこを撫でると、シェンバーは甘い声で囁いた。 「何度もいくと、イルマの体力がなくなる」  ベッドの脇にあった小瓶を開けて、シェンバーは中の香油を手に取った。  少し温め、イルマ自身と後孔に塗り付ける。  塗られたところが、少しずつ熱を持つ。 「⋯⋯なに? これ」 「これは、香油なんだ。⋯⋯少しだけ、媚薬が入ってる」  シェンバーがイルマの耳元で囁いた。 「初めてだと、つらいと思うから。⋯⋯ごめん」  じわじわと体が火照(ほて)っていく。自分の気持ちとは関係なく、体がどんどん熱くなる。  イルマ自身が硬く勃ち上がり、たらたらと透明な汁が零れて止まらない。  後孔もひくひくと震え続けている。 「⋯⋯すこし、少しって? ⋯⋯やだ、シェン。これ、やだ」  シェンバーは指先に香油をたっぷりと塗りつけた。  イルマの両足を開き、中指の腹で軽く後孔を押す。 「あ! ああっ! やっ」  イルマ自身の先端から見る間に白濁が散る。 「⋯⋯だめって、言ったのに」  低い声が、意地悪く甘く、イルマの耳を打つ。 「⋯だって、あ!」  シェンバーの指の先がイルマの肉襞の中にねじり込まれた。 「あ、あああっ!!!」  長くて硬い指を、イルマの後孔がずるりと飲み込んでいく。  違和感が見る見るうちに消えて、じわりと熱い快感に変わる。 「や! あ! あ!!」  水音が立ち、抜き差しされるたびに、どうしようもない衝動が湧き上がる。  いつのまにか指が増やされていたことにも、イルマは気がつかなかった。  大きく足を開かれ、見下ろされている。  本当は見えていなくても、まるで視線だけで犯されているように感じた。  シェンバーの指だけでいい。もっといかせてほしい。  
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