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びくびくと震えながらシェンバーに問うと、宥めるように軽く口づけられた。
指が後孔を探り当てる。円を描くようにそこを撫でると、シェンバーは甘い声で囁いた。
「何度もいくと、イルマの体力がなくなる」
ベッドの脇にあった小瓶を開けて、シェンバーは中の香油を手に取った。
少し温め、イルマ自身と後孔に塗り付ける。
塗られたところが、少しずつ熱を持つ。
「⋯⋯なに? これ」
「これは、香油なんだ。⋯⋯少しだけ、媚薬が入ってる」
シェンバーがイルマの耳元で囁いた。
「初めてだと、つらいと思うから。⋯⋯ごめん」
じわじわと体が火照っていく。自分の気持ちとは関係なく、体がどんどん熱くなる。
イルマ自身が硬く勃ち上がり、たらたらと透明な汁が零れて止まらない。
後孔もひくひくと震え続けている。
「⋯⋯すこし、少しって? ⋯⋯やだ、シェン。これ、やだ」
シェンバーは指先に香油をたっぷりと塗りつけた。
イルマの両足を開き、中指の腹で軽く後孔を押す。
「あ! ああっ! やっ」
イルマ自身の先端から見る間に白濁が散る。
「⋯⋯だめって、言ったのに」
低い声が、意地悪く甘く、イルマの耳を打つ。
「⋯だって、あ!」
シェンバーの指の先がイルマの肉襞の中にねじり込まれた。
「あ、あああっ!!!」
長くて硬い指を、イルマの後孔がずるりと飲み込んでいく。
違和感が見る見るうちに消えて、じわりと熱い快感に変わる。
「や! あ! あ!!」
水音が立ち、抜き差しされるたびに、どうしようもない衝動が湧き上がる。
いつのまにか指が増やされていたことにも、イルマは気がつかなかった。
大きく足を開かれ、見下ろされている。
本当は見えていなくても、まるで視線だけで犯されているように感じた。
シェンバーの指だけでいい。もっといかせてほしい。
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