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1・2021年のごあいさつ
「2021年! 令和3年! あけましておめでとうございます! これを書いている森桜惠といいます!」
「本年もどうぞよろしくお願いします! 『藤村くん』シリーズで主人公をやっております、藤村知之です!」
「藤村くんは、名前『知之』っていうんだ。忘れてたよ」
「ほんとキャラクターの名前、いっつも超だいたいで付けますよね」
「藤村くんとか芹沢くんとか、由来はあるっちゃあるんだけど、今はちょっと言えないな」
「元々全然違うお話だったんですよね。ジャンルすら全然違って。下の名前は相当適当ですけど」
「『知之と書いて『知之』って読むしね」
「読みません」
「さて、2021年も始まったね! 今年はどんな年にしようか!」
「この『反省部屋』も、前回までのは一旦完結にして、『2021・前期』で再スタートしましたね」
「このコーナーは、私の創作日記みたいなものだからね。あんまりつらつら続きすぎると、読み返したいことがどの辺にあるのか忘れちゃいそうで」
「さて、一言でいうと、今年はどんな年にしたいですか?」
「酒の量を減らす」
「既に酒飲みながらこれ書いているので、説得力が1ミリも無いんですけど……もうちょっとマジメにやってもらえますか!?」
「酒飲んで原稿書くと、だいたい後で全部書き直しになったりするんだよね!」
「『てにをは』がデタラメだったり、そもそも日本語になってなかったり、だから、お酒は減らすというか限りなく断ちましょう!」
「お正月だからまぁ今回はへーきへーき! みんなもだいたい酔っ払いながら読んでいるだろうし! 読んでいる人のテンションに合わせて書く? 書き手として、なかなか根性据わっているとアナタ思わなくって?」
「何で唐突に語尾をお上品っぽく言ってみたんですか……あと質問に真面目に答えますけど、全く思いません」
「そっかー。中島らもとか、神足裕司とか、酒飲みながら原稿書く人ってカッコいいと思ってたんだけどなー」
「あの人たちは特殊技能です。階段から落ちたり脳内出血起こしたくなかったら、お酒は減らしましょう」
「というか、私普段タッチタイピング、滅多にミスしないのに、今日はガタガタだよね! 酔ってるのかなぁ!」
「酔ってるんでしょう、タイプミスを直さないで、そのままUPしたりしますか?」
「赤塚不二夫の『今回は左手で描いてみた』みたいだね! 魅力的な提案だけど、私そこまで天才じゃないから!」
「単純に大惨事になるでしょうね。で、新年始まって、今年の目標とか、それっぽいものは」
「特に無いねぇ」
「いつものことですよね」
「私いつも思うんだけど、『やる気』なんてものはこの世に存在しないんだよね。『やった結果』、それのみが結局残ると思うんだよね」
「でも、やる方針というか、こうなったらいいな、っていう、ふわっとしたものまで根こそぎ無い訳じゃないでしょう? そういうのはないんスか?」
「今年の干支は何だっけ?」
「辛丑、丑年ですね」
「夏目漱石が芥川龍之介に送った手紙で、『牛になりなさい』って一文があるのよ。牛のように図々しく、人はとにかく馬になりたがるものだけれども、最後は牛の根気強さに人は頭を下げるのです、とかって。確か」
「牛のように、根気強く、図々しくやっていく、と」
「そうだねー。色々焦ることもあると思うんだけど、内心はともかく、態度とかは泰然としていきたいかなー、って」
「じゃぁ今年は、牛の如くゆっくりでも、根気強く前に進んでいくと。決意表明としては、なかなかいいじゃないですか!」
「食べたらすぐ寝るとかね」
「牛ですねぇ」
「あと痩せたい」
「牛になったら駄目じゃないですか」
「去年の健康診断で、初めて血圧が微妙に高い言われたんだよね! 今まで、血圧めっちゃ低かったのに! 健康面では、牛にならないようにする! 神戸牛みたいに、食事の度にビール飲んだりしない!」
「牛になるってのは、精神面というか、生き方の指針として、ってことですね」
「乳とか出した方がいいかな?」
「用事が無いんなら出さなくていいんじゃないスか? 何で僕、こんなしょぼいボケまでフォローしなきゃいけないんですか……」
「隙あらば、おっぱいをポロンする作品を根気強く書いていくとか……」
「既に牛の話から全然離れているのでその辺にしといてください」
「こんな感じのを、今年は根気強くコツコツやっていくので、藤村くん! そしてこれをお読みの皆様! 本年もよろしくお願いします!」
「年明けのご挨拶が遅れまして大変失礼いたしました! 延々作者が酔っ払ってたのが原因です! まずはここまでお読みいただき、ありがとうございました! 本年も、どうぞよろしくお願いいたします!」
(1・完)
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