そうだ、休載しよう

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そうだ、休載しよう

事の起こりは2020年12月26日──。 年内最後の更新を控えたこの日。 本文担当であるCielは重大なことに気づいてしまったのである。 「11話も書いてまだ終わってないんだけど……? これハッキリ言わなくてもヤバくね?」 一つ前の連載が完結後、その連載していた作品のスピンオフという位置づけで半分まで書き終わっていた【すく☆ふぇす】──関連作品である兼ね合いからあまり間を開けずに公開した方がいいだろうと、相方である稀羅とも話し合い、残りの執筆予定分(おおよその目安)を逆算し、年内完結もいけるだろうと判断した結果、連載開始を決めたのである。 実を言うと、年々執筆スピードが落ちてきていて(まぁこれは単純に私生活に時間取られることが増えたことも要因だとは思うけど)これについては自分の中で大きな課題だなぁと思っていた部分でもあった。 ので、すく☆ふぇすの連載を開始するにあたり、「おおよそ何話、最大何文字くらいで完結」という漠然とした目標値みたいなものを頭の中で考えて後半の執筆を開始したわけなんだけど。 まぁ……コレがよくなかった。良くなかったって言い方はナイけども。 Ciel、何を隠そうノープロット創作者。漫画で言うところのネームを切るという作業ができないタイプの人間なのである。 いつもどうやって話書いてんだよ? と思われる方もいるかもしれん。 最初に頭の中で題材とか大まかな流れとかを組み立てていき、ある程度形になって文章が打てる段階になったらそこから執筆スタート。文字通り、物理的にアウトプットしながら物語を綴っていくのである。起承転結も場面転換も全て頭の中で考えつつ整理して、物語として成立するように打ち出していくまさに脳筋創作者である。それもうイタチじゃないよね、ゴリラだよね? ウホッ。 とまぁこんな具合で、ただでさえギリギリのスケジュールに真綿で首絞めたのは、他ならぬCiel自身だったりしたのである。 そういうの、何て言うか知ってる~? 自業自得って言うんじゃボケェ!! そしてタイトル通りの発言をしたのが12月29日の深夜2時(実質30日) 大晦日を翌日に控えた、さむーい寒い年末のことであった……。
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