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第三章∗*゚二人の過去
こうなるにも、きっかけがあるのです。
{素}の口調は私たちが元々
使っていたもので{表}の口調は
私が高校入学時に茉歩が
高校卒業後に使いだしました。
といいますのも、私は{素}で
話していた子供のは
イジメにあっていました。
女子の受けはよかったのですし、
勉強もそこそこ、丁寧な口調は
教師受けもよかったので
媚びているとかいい子ぶっるなとか
色々言われたのを覚えています。
小・中学校の頃がそんな感じでしたので
高校に入学する際に{表}の口調で
話し始めたことに両親が驚いていましたね。
私の過去の話はこんな感じです。
次は
茉歩の過去ですね。
彼女の場合母親が原因です。
元々、学校でしか使っていなかった{表}の口調を
家で使ってしまったことから
大喧嘩になってしまったようです。
そんな過去がある私たちは
私の両親の以外には常に気を張り
{表}の口調で話しているのです。
私たちはこれからも気を張り、
周りに合わせて生きていかなくてはいけないのでしょうね。
私たちの過去の話は終わりです。
『春馬』
おや、呼ばれたのでこの辺で失礼しますね。
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