その21

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その21

 うわさ話を研究している女性がバーでこんな話を聞いた。ある男女が家にいると、警官があらわれて言う。「あなたの両親が交通事故にあった」女の両親が危篤だという。女と男は警官の車に乗り、病院へ向かうことに。しかし、車は道を外れ、人気のない道でエンストしてしまう。警官は男に近くの道路まで歩いて助けを呼びに行ってくれという。男が女と警官からはなれる。しばらくして戻ってくると、女と警官が消えていた。男は不思議に思い、女の家に帰ると、女の両親がさわいでいる。女の乗っていた車が炎上して亡くなったという。男が警官の話をしてもだれも信じてくれない。  こんな話。だが、この話、じつは女性が創作したものである。それがどうしてこう広まったのか、現地に調査しに行くことにした。話にあった女の家に行くと、警官がいた。その警官から女性は話に聞いた男が本当に存在し、しかも自殺したことを聞く。ショックのあまり倒れかかった女性に警官が病院へ行こうと、提案する。女性は車に乗り、警官がハンドルを取る。やがて車は道を外れ、人気のないところへ向かっていく。  正直わかりにくいです。話が入り組んでいてちょっとどうしようもない感じです。
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