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次はお母さんの部屋だ。もしお母さんの日記とか見つけたらどうしよう?怒られちゃうかなぁ?
お母さんの部屋は雑誌類が少ない。なのに気になるものばかり。日記だよね?気になるなぁ。気になるよぉ。お母さん、読んじゃうよ?読んじゃうからね?読んじゃう!
お母さんの独身時代の日記なんて読みたいに決まってるじゃん!
私はお母さんの独身時代の日記を開く。
『どうして、みんな私の魅力に気付かないの?私はこんなに可愛いのに!ああ!こんなに可愛さを磨いているのにどうして私の身近には収入一億円超えで高身長で高学歴で私にぞっこんのイケメンがいないの?そんな旦那様が欲しいの!その上で収入一億円超えの海外の投資家の愛人になる計画がどうして進まないの!?世の中おかしいわ!』
私はパタッと日記を閉じた。
お母さん……、三角関係に憧れたのかな?スパダリに囲まれるとか女の子ならきっと憧れるものね……。きっとそういうことだよね?女の子だって夢見がちな時期あるよね?
私はお母さんの部屋にあった雑誌類をぎゅうぎゅうに縛ってまとめ上げた。
私は何も見ていない。そう決めた。
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