現代日本の正月における雑煮の概念とは

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 さっむい。  めちゃくちゃ寒い。震えながらキッチンのヒーターをつける。  それからリビングの窓を開けて、と。……寒い。5分で閉めよう。でもいい天気だな。新年にぴったりだ。  玲次と東京で年越しをしたのは初めてだ。毎年、基本的にはお互い帰省して、適当にバラバラに東京に戻ってきて、ここで現地集合。  去年は名古屋でカウントダウンライブに出してもらったから一緒に年越しして、初詣行って、しおんのうちで夕飯を頂いた。そういうの、初めてだったんだよね。付き合い長いけど。  今年はコロナがとんでもないことになってるから、僕もあいつも帰省は自粛。  なかなか新鮮。普通にガキ使見て爆笑。玲次はご機嫌に日本酒の一升瓶あけてて、深夜のよくわかんない特番見て、瓶が空になったから寝るか、って。  寝るの結構遅くなったから、9:30なんて変な時間に目が覚めちゃった。  玲次はまだ寝てる。何も正月に叩き起さなくてもね。僕も休みなので、気持ちに余裕があるのだ。仕事の日だったら、叩き起こす。ムカつくから。  さーて、正月ですから、正月らしいご飯でも作っときますか。
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