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対戦相手 金持ち
あれから3日間寝てみたが、中々並行世界ジパングに行くことができなかった。それで4日目、ようやくダリアを操ることに成功した。
気がついたところは巨大な豪邸だった。ダリアの自宅ではない。ダリアが県大会で連戦連勝してそれを表彰したいと地元の大富豪が招待したらしい。
異性ダリアが不純異性交遊をしていることは何と知れ渡っていない。ダリア自身も気がついているのだろうか。しかしタコの男性もどうやらダリアには本当のことを言っていないようだった。
服装はいつもの赤いブルマに体操着。
豪邸の中で私はダリアを操り、大富豪へと接近する。大富豪は一夫多妻であり、いっぱい奥様にことをかかない。嫁入りしたのはダリアのような体育系出身らしい。私は大富豪の男性に抱きついて耳を嘗め回す。
「何をする気かね!! 吾輩はそんないかがわしいことはせん!!! 県大会で連戦連勝する君を私が純粋に祝いたいだけなのだよ!!!」
「ご主人様~~~。ダリアはご主人様の新しい奥さんになりたいの~~」
「君はK等生なんだぞ!!! 分かっているのかね!!!」
私は胸を大富豪の背中へと押し当てる。大富豪にしつこく求愛アピールをすると、その気になってくれた。
「いいだろう。そこまで言うのなら君に私の種を植えてやろう」
やった。念願の子種が私に入ってくる。どんなに気持ちいいのだろう。役得だ。私はダリアを操るのは快楽主義からだ。
大富豪は私の背後に回り込んでしゃがむ。そして赤いブルマのお尻を鷲掴みにする。
「は……ふは……」
期待通りだ。大富豪は赤いブルマを舐める。舐める。舐め続ける。大富豪の唾液で赤いブルマはずくずくだ。そして股間部を指でやすりがけのように前後させる。そのくすぐったさが私の顔を紅潮させて嬌声をあげさせる。
「県大会の試合。毎度、観ていたよ。100万人に1人という逸材だ。そんな君を私の妻たちに迎え入れるのはやぶさかではないな」
大富豪は尻と股間をひたすら楽しむそしてダリアの太ももを下で舐め回す。
「もっと……もっと……はぁ~~ん……」
今度こそ、ダリアはこの男の性器によって快楽の底へと落ちてくるのだろう。
「よし、ここはさすがに大広間だ。私の部屋へ行こう。君に私の技を披露してやろう」
「はい♪」
私は大富豪の側に近寄り、大富豪はダリアを抱き寄せる。ついに私は異性の絶頂を迎えるのだ。
楽しみだ。
その時、バニーガールをした紫色のショートカットの少女が入ってきた。
「ダリア!!! 何をしてるんや!!! おい、おっさん!!! 何。ウチの弟の彼女にいかがわしい行為をしているんや!!!」
私の思考は停止した。異性ダリアには彼氏がいたのだ。それはそれでまた、寝取られという楽しみができた。しかも目の前のバニーガールの少女は彼氏の姉だというのだ。
「ウサビーくん。ダリアくんが私のことを好いているというのだよ。これは年齢差は関係ない。純粋な愛なのだよ。ダリアくん。君は私の事が大好きで一生添い遂げたいと思っているのだね?」
「はい♪ ダリアはご主人様の一部になりたいのです♪ 早くぅ!! 続きをしましょう♪ 早くぅ!!!」
「ダリア!!! ワイの弟というのがありながら、どういうことや!!! 許さんで!!!!」
ウサビーは突進してきた。私はダリアの彼氏を把握していない。しかし、それはそれで寝取られ的に楽しいものだ。このまま私は大富豪の側室いや嫁になる気まんまんである。どうせ≪現実≫の俺には害がないからだ。
ウサビーは大富豪の顔を蹴り飛ばす。大富豪は転倒して失神する。ウサビーの形相は鬼だった。どうやら問いただすつもりだったのだろう。
身内にはコッソリと性行為を楽しむつもりだったのだが、あっけなくバレてしまう。この時に限って夢はさめない。
ウサビーは憤慨していると思いきや、いきなり私に抱きついてきた。
そして一言。
「ダリアも好きなんだね♪ ワイもウサビーになってから楽しんでいるんやで♪」
それは微笑だった。
「え? ウサビーさん? どういうことなんですか?」
「さっきまでダリアはいつも通り、正義感まっすぐな子だったのに急に淫乱になるんやで♪ まるでワイみたい♪」
そこで私の意識は≪現実≫へと戻される。ダリアの彼氏の姉であるウサビー。まるで私の痴態を楽しんでいるかの雰囲気だった。
次のジパングの世界が待ち遠しい。
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