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5話 脱出成功?
押収物保管庫の扉の前まで着いた。
あっという間に着いてしまった。いるはずの警備兵がいない。アイツ一人だけ警備に当たらせるってことも無いだろうしいったいなにが起こっているのだろうか。
今の私には、情報が足らな過ぎる。とりあえずここから出よう。
その為に装備が必要だ。私のかばんの中に入っている荷物そしてホバーボード逃げる時の足が欲しいからな。
扉をゆっくりと開けその隙間から部屋を確認する。
よしっ誰もいない。部屋の中に入り自分の持ち物を探す。
あった。
処分されずに済んだらしい。
こんなにも敵がいないのに私の緊張は、時が経つにつれどんどんと高まっていく。
だって異常だ。こんなこと警備兵がろくにいなくて押収物保管庫まで誰もいないそれに敵の装備をこんなに近くに置いて、、、。
どう考えたっておかしい。
そうは、考えているがまず罠を踏みにいくような真似になってもいかないと。地図を見て私は、この地下にあるらしいこの場所から逃げ出す。
階段を登る。
冗談だろって思うほど長い。
大分地下にあったらしい。これも旧時代の遺物かな。
今の技術じゃ作れないだろう。
登る登る登る。
光が地上の光が近づいてくる。
しかし唐突に光は、消え登り切るとそこは、牢の中だった。
ふと振り返るともうそこに階段は、なく私の格好も
牢に入った時と同じになっていた。
なるほど警戒し過ぎだろ軍の方々。
この牢屋というより施設そのものが遺物か。
トリガーは、牢内部からの非正規な牢外部への移動と言ったところだろう。
何時間時が戻ったのだろう。
牢から出て2時間くらいだろうか?
2時間以内に出ればここから脱出できるだろうか?
まぁ試す為に何度も何度も逃亡してしまえばいい。
そしてまた私は、牢から出る為に行動を開始する。
まずは、少しアイツと会話してみるか。
「ねぇお兄さんちょっと暇だからさしゃべんない?」
「おっ起きたのか!けどすまんな隊長からお前は、口を滑らすから迂闊に喋るなって言われてるので」
「ふーんつまんないの」
駄目だな情報を聞き出せそうにない。
だったら
「お兄さんー少し牢屋の中でいいことしなーい」
少し太モモを見せびらかしながらそう言う。
色仕掛けだ。
私は、自分で言うのも何だがかわいいから行けるはずだ。
「はっ」
、、、アイツ今何しやがった。
鼻で笑ったか鼻でっ!
「何がおかしい!」
「お前そうゆうの言うんだったらもっと大きくなってから言えよ」
「胸の話かそれとも背の話かどちらにせよお前は、私を怒らせたからな覚えとけよ!」
「いや年齢の話だよまだ14ぐらいじゃないのか?」
「今年でもう16だよ!」
「俺より2つ下か」
「そうだよ文句あるかよ!背も小さければ胸も小さいって言いやがって私を抱きたいって奴だっているんだぞ!見る目無いなお前」
「お前を抱きたいってそいつら変わってんな男だったら胸が大きい奴の方がいいだろ」
「うるさいっ!何度も人のこと馬鹿にしてどうせお前のその股にぶら下がってるものだって矮小なんだろう?そうだそうに決まってる!人のこと馬鹿にする奴なんて心も小さければものもどうせ小さいんだ!」
「うるさい!!黙れ俺の息子の話は、いいだろう!大人しくしとけお前ぐらいの奴だったら大臣殺しても死刑じゃなくって見せしめでどうせ一週間ぐらいこの街の広間に手枷足枷着けられて放置だよ好きにしていいですよって言う看板付きでな」
「うわーやだななにされるかわかんないじゃん」
「だいたい一週間ぐらいそれで放置しとくと女だったら大体壊れてるな男だと死んでるがまぁそうなると思うが今のうちに人生最後のまともにいられる時間を堪能しとけ」
かなりまずそうだ。これは、本当に逃げないと。
けど逃げる前に絶対にこいつのあれ確認してから五回ぐらい蹴って出ていってやる!
そう思いもう少し策を考える為に鉄格子に背を預け思考を巡らすのだった。
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