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ツインテールをした女の子がいつの間にかセサクの隣に立っていた。
"フロウ……"
「えっ、この子がフロウ?」
"フロウ、その出血を制御してくれ、できるか"
"はぁ、プレシ〜、あたしを信用してないの〜"
ちょっと頬を膨らませながら、怒った様な顔をしている。
"ま、いいか。さて"
そう言って、フロウと呼ばれた女の子は血管に両手をついた。
"こっちに流れてきちゃダメだって。いつも言っているでしょうが。ほらほら、流れを変えて"
フロウがそう言うと、みるみる出血が少なくなってきた。
「何だ、出血が減ってきたぞ。浅村先生、何かしたのか」
「いえ、僕じゃないです。これは、清水先生のマジックみたいですね」
「絶対に手術を失敗しない医者か。ふん、自分が受ける手術もその範疇ってか。面白い男だな」
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