僕の右手の神Seven

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"和平、起きているか" "ああ、プレシか" "少しベッドを上げられるか" "できるよ、それくらいなら" そう頭の中で言ってから、左手でリモコンを操作してベッドの頭側を持ち上げた。 "和平、布団の方を見てくれるか" 言われるがまま、目線を掛け布団の上に置くとそこには、プレシ、タック、ヒア、ボイス、セサクの姿があった。 "和平、痛くない?" "ヒアか?うん、だいぶ楽になってきたよ" "ごめんね、僕が治しきれなかった" "セサク、がんみたいに大きな病変を治したら、お前が消えちゃうよ。 ところで、プレシ、君の姿を見るのは本当に久しぶりだよ" "ああ、そうだね。ぼくはいつも、君の右手の中にいるからね" "昨日の手術、タック、ヒア、ボイス、セサクがいることで安心していた。そして、プレシが一緒にいてくれたお陰で勇気が持てたよ。 みんな、本当にありがとう" みんな嬉しそうな顔を見せている。 "ところで、そろそろ教えてもらえるかな" 僕はみんなを見回して説明を求めた。術中に起きた事、軟骨肉腫が通常と違う状態だった事、彼らが関与していない訳はないと思っていた。
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