僕の右手の神Seven

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"そうだな、和平にはちゃんと話しておかないとな" そうして、プレシが僕に話してくれた内容はこんな感じだった。 右手の熱傷を治療している時に、右肩に腫瘍の兆候を見つけた。それは、手術をしなくても、彼らの能力で治せそうなモノだったため、彼らの中から2人が右肩の治療に当たる様になったんだ。でも、腫瘍の事を僕に知らせると、僕が腫瘍を意識してしまい、かえって腫瘍を成長させてしまう可能性があったらしい。そう、だから七人ではなく、五人しか僕は認知できていなかった。でも、二人は行方不明ではなく、ずっと僕の身体の中にいたんだ。 "で、その二人がそうなのかな" "和平〜、や〜っと話せた。あたしがフロウ。ずっと、腫瘍の成長止めてたのは、あたしなんだからね" "俺はキルと呼ばれている。お前の腫瘍が成長するのを破壊し続けていた" "名前は僕が付けた。フロウは、体液の流れを自由に操る能力がある。キルは、異常な細胞やウイルスなどを攻撃できる能力があるんだ。君を真似ただけだが、なかなかのネーミングだろ。後、セサクの身体がいつも小さいのは、キルが破壊した細胞をセサクが毎回修復していたからなんだ" そうか、つまり、フロウが癌に栄養が行かないようにコントロールし、キルが増殖するがん細胞を殺していた。それが肩の痛みになっていたのか。そして、その傷をセサクが自己犠牲の能力で治してくれていたのか。 そのお陰で、血管や神経に損傷がない状態で手術を終えられたのか。 "ありがとう。長い時間、僕を守ってくれてありがとう" フロウとキルは満足そうな表情を浮かべている。セサクは少し恥ずかしそうだ。
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