だって一線を越えたんだから
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それからしばらくして、母親の元へ離婚届が郵送されて来た 母親の顔をすぐには見ることができなかったけれど私が必ずしあわせにするからねとだけ言った 確かあの日もとても寒くて、でも青空の日だったよね ひとりつぶやいてから ベランダを出て そおっと直人さんの隣に滑り込んで背中に顔をつけて再び眠りについた 父親がその後どこへ行ったのかは知らないし知りたくもない だってあの人は一線を越えたんだから
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