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思い出したように中居仲間のお雪が呟いた。
「柳財閥の二代目の御曹司よ。五輪にもメインで協賛してる」
「そうそう、しかもおしどり夫婦で仲睦まじいわよね」
お雪の言葉に他の中居たちも集まってきた
「あら、あんたまだ入ったばかりだから知らないんだね?十歳上の姉さん女房貰って苦労してるって話だよ」
その言葉に殆どの中居たちが頷いた
「そうそう、ここに来た時も御曹司をこけにして罵倒してたわね」
「しかも、御曹司には未来を約束した女性がいたのに、奥さ
んが親の力を借りて奪ったんだろ?」
「気の毒だけど、奥さんの実家はこの国一番の財閥:浅井財
閥の御令嬢だからね。」
「そりゃぁ、断れないわなぁ」
「あの様子だと、他に女性を作ることも難しいだろうしね、でも私が御曹司だったら外に癒しを求めるわ」
そう言いながら仕事に戻る面々の中お雪は少し心配そうな表情をしていた
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