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私は、コトリちゃんと一緒にリビングに向かい、白いテーブルとセットの白い椅子に隣通しになって座った。
今日は、シオリ母さんの手料理だ。
やがて運ばれてきた料理は、バターライスをふわふわの玉子で包んで、その上からデミグラスソースでトッピングしてあるオムライスと、オニオンスープ。そして、トマトとキュウリのサラダだった。
「コトリちゃん、お腹空いたね!
食べよう?」
そう言って、
「いただきます!」
と言うと、それに続いて、
「いただきます。」
そう言って、コトリちゃんはスプーンを手に持った。
シオリ母さんのオムライス、確かに毎回美味しいんだけど、こんなに美味しいと感じたのは初めてかも。
隣のコトリちゃんは、一口一口を確かめるように、じっくりと味わっていた。
コトリちゃんにとって、初めての味だものね。
シオリ母さんはその様子を愛おしそうに眺めながら、オムライスを口に運んでいた。
その間、ほとんど会話はなかったんだけど、なんだか、温かい空気がずっと漂っていた。
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