第七話

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 本番後の後片付けを皆で行って、それから本来なら皆で打ち上げとして、私たちの定番である、自家製ハチミツとメイプルが人気の喫茶店の『森の妖精』に行くところなんだけど、今回はコトリちゃんと私はとある事情から、それを丁寧に断った。 私はみんなに、 「今日はほんとごめん。 次は必ず私ら参加するからさ。」 と言うと、レイカちゃんは不服そうだったけど、 「仕方ないね・・ また今度、絶対に一緒に行こう?」 と言ったアマネの言葉で、しぶしぶだけど納得してくれたようだ。 そう。 今日は、しなくちゃいけないことがあるんだ。 今日は、初めてコトリちゃんと私の演奏を同時に聴いてくれた日だ。 だから、今日じゃないと。 というよりは、今日が一番良い日だから。
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