case① 中山姉弟

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「でもね、今のように離れろとばかり言われるんだぁ。可愛いけどちょっと寂しいよね」 「それなら私の方がもっと酷いよ。私なんか“キモい!”“ボケ!”って言われるんやから」 それを聞いて、リオマリは「うわぁ~……」となった。予想外の返答に驚いたのだろう。 理雄は「それよりも」と突然その場から立ち上がった。 「昼飯一緒に作らないか? 俺も料理出来るし、チイと一緒に作ってみたいとも思ってたんだよ」
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