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「じゃあ、行って来るね」
「行ってらっしゃい、楽しんでね」
「行って来ます」
万里と理雄は、真優の見送りで家を後にする。寒い空気が、二人の体を包み込んだ。
快晴と言う良好な天気だが、出てみれば外は見た目とは違うと言う事がよく分かる。
「あ~、寒いっ。もう一枚着て来るんだったー」
「……なんでチイはこんなクソ寒い日に呼び出すんだよ」
万里と理雄はそれぞれのセリフを吐きながら自身の身を擦る。
「あんまり寒いとあれだから、カイロ買って来るね!」
と言う事で、万里のそんな提案によりコンビニへ寄ってから行く事に……
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