case① 中山姉弟

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「ゴメンゴメン、私って寒がりだから」 「知るかよ」 そう言いながらコンビニを出て行く二人。 メロディーと共に店員の「ありがとうございました~♪」と言う軽やかな声が響く。 そして万里は、肉まん片手に幸せそうな笑顔を浮かべていた。 「おいしーい♪肉まんサイコ~♪」 「お前さ……今からそんなに食ってて大丈夫かよ」 「朝御飯食べてない~だって私朝弱いんだもん」 「知るか」 さてそんな事よりも。 二人は長い道のりを経てチイの家に辿り着いた。
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