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…魔女狩りの光景だろうか、民衆が棒を持ちひとりの人間を川に押し込めている。
棒に突かれているのは仰向けになった男の死体。
友引代行サービスのつなぎを着た、見覚えのある男。
だが男の名札を見る前に俺は素早くポリッシャーを動かし通路を先に進んだ。
…気がつけば、俺は冷や汗と荒い息を吐きながら通路の外に出ていた。
『お疲れ様でした、メモリをシスターにお渡ししてお帰り下さい』
一刻も早くここから出て行きたかった。
ポリッシャーを通路の脇に置き、出口へと歩みを進める。
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